日々的な33:懐かしさと反省は表裏一体なので、走馬灯の度に大反省するけど、(自分が)馬に蹴られたらいいと思っている的な

分かってる。
Z、自分がBBAだって、ちゃんと分かってる。
そこ、争(あらが)う気はないの。

ショックなのはそこじゃない。
気がついてたよ。ちゃんと気がついてた。
だたね、認めたくなかったの。

BBAってことを、じゃなくてね、最近のアイドルの顔が、どの方も同じに見えるってこと!
そこをね、認めたくなかったの。

Zはね、今まで部屋に貼ったポスターはアニメのポスターしかなかった。
ううん、嘘ついた。コバルト文庫のポスターも貼ってた気がする。

そうね、アニメだと「不思議の海のナディア」とか「サムライトルーパー」とか
るろうに剣心」とか「幽遊白書」とか。
蔵馬が好きだった。骸も好きだった。
アニメージュ」にはお世話になりました。


コバルト文庫だと、山浦弘靖んさんの「星子シリーズ」とか、
桑原水菜さんの『炎の蜃気楼(ミラージュ)シリーズ』とか、

藤本ひとみさんの「まんが家マリナシリーズ」とか、大好きだった。
シャルル好きだった。美女丸も好きだった。

実家を探せばまだ「大辞典」的な本があるかもしれない。大変だから、探さないけど。

そんなZも、アイドルの切り抜きをしたことがあるんです。
あの頃(女子高生時代)は、ネットとかなくて、雑誌を切り抜いてたんですよ。
切り抜き用と、保存用と2冊購入が基本でした。
友達のKちゃんがね、KinKi Kidsの大ファンで、半強制的に切り抜きを手伝っていたんです。

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Kちゃんの部屋は「堂本光一くん」の顔だらけで、落ち着かなかったよ。
言ってはいけない気がして、言えなかったけど。
堂本剛くん」よりも、「堂本光一くん」がちょっと好きだったけど、Kちゃんの部屋で、ありとあらゆる角度から
見つめられている気持ち(自意識過剰)になって、ちょっとだけ「堂本光一くん」と距離を置くことにしたの。

何かと競うように、何かとって言うか、同じクラスのKinKi Kidsファンの子と競ってたよね。

あまつさえ、その子にブロマイドを売ろうとしたよね。止めたけど。

Kちゃんが紺の布製のが学校指定のバッグに修正液で『堂本光一』って書いてたのは良い思い出。
缶バッジの中で「堂本光一くん」が輝いていたのも良い思い出。
中に紙とか挟める、クリアな下敷きに、みっちり「堂本光一くん」の切り抜きが詰まってたのは、怖い思い出。

そんなK ちゃんとは、高校を卒業しても仲良しで、初めてバイトをしたのも、同じ喫茶店だったね。
もう、高校卒業したての私たちには、強烈な職場だったね。

店長と副店長の不倫。
キッチンとホールの確執。
キッチンとウエイトレスの恋愛沙汰。
副店長からのパワハラ
店長のセクハラ(言葉のみ)。
オーダーの「数」だけを英語で言わないといけないと言う、謎ルール。
(例:コーヒー、「フォー」入りました!)

アイスコーヒーを「レーコー」という都会文化。
数え上げたらきりがなかったね。

衝撃が大きい職場だったね。


でも、K ちゃんは、そこで運命の出会いをしたね。

そう、「堂本光一くん」に似てないことも無くは無い事も無い、Rさんとの出会い。

身長が高くて、トレーを指3本で持つことを、自分に課していたRさん。
身長の低い私とは違って、スラリとしたK ちゃんは、身長の高いRさんとお似合いでしたね。

あれよあれよと言う間に、2人は付き合いましたね。
うん、私がくっつけた。

K:好き・・・かも、でも・・・。好きかも・・・、だって・・・。

Z:Rさん、Kちゃんが、好きだって!(恋愛偏差値0)

本当にごめんなさい。悪気はなかった。それだけは信じてほしい。

強引っていうか、そんな言葉で許されないよね。
こう言うのって、雰囲気とか大事だよね。

本人に言っちゃってごめんなさい。
でも、結果、KちゃんとRさんはお付き合いしたし、結婚もして、良かった。
本当によかった。

何の因果か、私が先に結婚して、

K:Zたちみたいな夫婦になりたいし、Z は私たちのキューピッドだから!

って、婚姻届のサイン、私に書いてって言ってくれて本当に嬉しかった。

ちゃんと、手を洗って、髪を梳かして書いたよ。
人生で自分の婚姻届よりも緊張しながら、自分の名前を書きました。ありがとう。

Z:私よりも先に離婚しちゃダメだからね!!

って言って、私が本当に先にシングルになってごめんね。予言とかするもんじゃないね。

そのまま、Kちゃんは幸せな家庭を、今も築いているよね。
4年ほど会ってない、元気かな。

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堂本光一くん」をテレビで拝見るたびに、上記の走馬灯が私を襲います。

本当に、K ちゃんの一大恋愛事件を、劇場型にしてごめんなさい。
本当に反省しています。

最近のアイドルの顔は判別付かないけど、BBAになったことは認めるけど、
Rさんは「堂本光一くん」に似てないことも無くは無い事も無いなって思ってるから、
そこの記憶は20年前と変わらないから。Z、今も元気だから、安心してね。