日々的な28:迷路に迷い込んだので、プレゼンを要求したら、意外と押し売りされちゃった的な
何かに召喚されたAの行く手を阻み、なんとか児童書の棚へ。(ここは迷路かなって思った)
この子の根拠のない自信はなんなんだ。
将来役に立つ未来しか見えないじゃないか。
ってことで、大人組は漫画コーナーへ。
しばらくして、児童書のコーナーへ戻ると、Aがモジモジと本を抱えて立っているではないか。
ポケモン図鑑的な本を持って。
何冊同じの買うのさ。え?シリーズで4冊目の?
そんなに必要?え?男の子はそういうもの?
なんだか、UとAが連合を組んだので、仕方なくプレゼンに移行。
でも、Aプレゼンは初めて。
もじもじもじもじもじもじもじもじ!モジモジくんか!(言いたかっただけ)
もうね、仕方ないので、Z がお手本を見せますよね。
児童書の棚の端にセール品として置かれていた、ムーミンの布バッグを、颯爽と手に取り、
通販番組のおねいさんもビビるぐらいの広げっぷりで、(ここは本屋さん。児童書の棚。お子様とママがたくさんいらっしゃいます)
バッグをピンと張り、AとUに向き合う。
Z:これは私が大好きなムーミンのバッグです。見てください。柄が可愛すぎない縞模様です。
ポケットにムーミンまで、ほら、触ってみてください。作りがしっかりしています。
マチも広めに取ってあり、お弁当箱を入れるのに最適です。
しかも、なんとセール品!!○○○○円の20%offで、○○○○円!安い!
(Z、お弁当は作りません)
この完璧なプレゼンというなの押し売りにA はぽかんとし、Uはどの反応をすれば、この場が(周りの視線も含めて)治るのか思案中。
U:Aさん、これがプレゼンだよ
Z:(いいんだな、U、いいんだな)。Aやってみなさい。
A:えっと、これは、表紙にも書いてあるように、○○○と○○○が戦ったりして、科学的にどちらが強いかとかを説明しています。
例えば、○○○というポケモンは新幹線よりも早く飛べるので・・・・(以下、Z聞いてない)
U:え?これってアニメの中で戦うの?
A:ううん、戦わない、この本で科学的に戦ったら、どうなるか書いてある。理科の勉強になる。
Z:買おう!
でも、ポケモンだけでは流石に。母、ちょい勉強になる本も読んでほしい。
そこで、「ざんねんな偉人伝: それでも愛すべき人々」という、偉人の方のエピソードを、面白く、簡潔に書かれた本と一緒に購入。
Aがふらふらと失踪し、それを探すZも失踪し、Uが捜索するをしばらく繰り返して、無事に合流。
ここまで本屋さんを満喫する田舎者はきっといない。
旅行って、こんなんだっけ??
(このプレゼンの際に近くにいらっしゃった方々には、恐怖の時間だったかもしれないです。申し訳ありませんでした)